黒玉（読み）クロダマ

デジタル大辞泉

くろ‐だま【黒玉】

１ 黒色の玉。
２ 黒色の丸いしるし。黒星。
３ 黒目くろめのこと。
４ 黒い飴玉あめだま。
５ 打ち上げた花火の玉で、発火しないで落ちたもの。

こく‐ぎょく【黒玉】

樹木の化石。黒色で光沢があり、研磨して宝石の代用とする。ジェット。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

くろ‐だま【黒玉】

〘名〙 (「くろたま」とも)

① 黒色の玉。

② 黒く丸いしるし。黒星。

※福翁自伝（1899）〈福沢諭吉〉緒方の塾風「会読するのを聞て居て、出来不出来に依て白玉を附けたり黒玉(クロダマ)を付けたりすると云ふ趣向で」

③ ＝くろめ（黒目）①

※滑稽本・続膝栗毛（1810‐22）一一「わしコレあんまり目をこすって、まなこの黒玉(クロダマ)をこすりつぶして」

④ 黒色をした飴玉。主として黒砂糖などを原料としたもの。

※雲は天才である（1906）〈石川啄木〉二「能く子供の時に老父が買って来て呉れました黒玉━アノ、黒砂糖を堅くした様な小さな玉ですネ」

⑤ 発火しないで地上に落ちた花火の球。

出典　精選版 日本国語大辞典

動植物名よみかた辞典　普及版

黒玉 (ヌバタマ)

植物。檜扇の実

出典　日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典　普及版」