黒檀(読み)コクタン

デジタル大辞泉 「黒檀」の意味・読み・例文・類語

こく‐たん【黒×檀】

カキノキ科の常緑高木。葉は楕円形雄花は短い柄に群生し、雌花は葉の付け根に単生する。東南アジア原産で、材は黒色で堅く光沢があり、家具などに珍重される。烏木うぼく烏文木
1木材の色。赤みがかった黒色。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「黒檀」の意味・読み・例文・類語

こく‐たん【黒檀】

〘名〙 カキノキ科カキノキ属の常緑高木。インド南部、スリランカマライ半島などに産する。高さ数十メートルに達する。葉は長さ約一〇センチメートルの長楕円形で短柄をもち互生雌雄異花を同株につける。花は白い筒状で四裂し、雄花は群生し、雌花は雄花より大きく葉腋(ようえき)に単生する。果実は径約二センチメートルの球形下部には半球状の萼(がく)が残存している。材は黒色で光沢があり堅くきめが細かいので、高級家具、装飾品、楽器、床柱などに用いる。うぶんぼく。エボニー

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「黒檀」の読み・字形・画数・意味

【黒檀】こくたん

烏文木。

字通「黒」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

動植物名よみかた辞典 普及版 「黒檀」の解説

黒檀 (コクタン)

学名Diospyros ebenum
植物。カキノキ科の常緑高木

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android