黒川温泉(読み)くろかわおんせん

日本歴史地名大系 「黒川温泉」の解説

黒川温泉
くろかわおんせん

[現在地名]南小国町満願寺

田の原たのはる川上流にあり、八五―一〇〇度の湯が豊富に湧く。食塩芒硝硫化水素を含み、リウマチなどによく効く。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「黒川温泉」の意味・わかりやすい解説

黒川温泉
くろかわおんせん

熊本県阿蘇(あそ)郡南小国町(みなみおぐにまち)にある温泉。泉質硫酸塩泉など。別名を疵湯(きずゆ)といい、切り傷特効がある。国民保養温泉地九重(くじゅう)火山西麓(せいろく)、標高約700メートルの高原にあり、阿蘇くじゅう国立公園域を縦断するやまなみハイウェイから約6キロメートル離れた所にある。泉源は田の原(たのはる)川の河床も含め11か所もあり、それぞれに湯治宿があったが、道路網の整備に伴ってそれらのほとんどが温泉旅館化し、外湯であった河床の湯槽も失せてしまっている。JR豊肥(ほうひ)本線阿蘇駅からバス約60分、久大(きゅうだい)本線由布院(ゆふいん)駅からバス約90分。

[山口守人]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「黒川温泉」の意味・わかりやすい解説

黒川温泉
くろかわおんせん

熊本県北東部,南小国町の九重山西麓,田ノ原川上流域にある温泉。泉質は硫黄泉泉温は 47~96℃の高温湯量は豊富。リウマチ,切り傷に効能があるといわれ,国民保養温泉地に指定されている。近く九州横断道路が開通して以来交通は便利になった。

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デジタル大辞泉プラス 「黒川温泉」の解説

黒川温泉

熊本県阿蘇郡南小国町黒川地区にある温泉地。泉質は硫酸塩泉など。国民保養温泉地のひとつ。入湯手形を購入し、好きな露天風呂3つに入浴できる仕組みがある。地域団体商標

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