(読み)キビ

デジタル大辞泉 「黍」の意味・読み・例文・類語

きび【×黍/×稷】

《「きみ」の音変化》
イネ科の一年草。高さ約1メートル。葉は幅広の剣状。夏から秋にかけ、茎の頂に多数の花穂をつけ、実ると垂れる。実は2ミリほどの扁球形で、白または黄色。インドの原産で、古くから穀物として栽培。ウルキビモチキビなど多くの品種がある。 秋》「―刈てのきの朝日の土間に入る/子規
トウモロコシの別名。
[類語]あわひえコーリャン蜀黍もろこし

しょ【黍】[漢字項目]

[音]ショ(呉)(漢) [訓]きび
〈ショ〉穀物の名。キビ。モチキビ。「黍稷しょしょく
〈きび〉「砂糖黍さとうきび

きみ【×黍/×稷】

きび(黍)」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「黍」の解説

黍 (キビ)

学名Panicum miliaceum
植物。イネ科の一年草

黍 (キビ・キミ)

植物。イネ科の一年草。モロコシの別称

黍 (モチキビ)

植物。黍の品種

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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