黄鶺鴒(読み)きせきれい

精選版 日本国語大辞典 「黄鶺鴒」の意味・読み・例文・類語

き‐せきれい【黄鶺鴒】

〘名〙 セキレイ科の鳥。全長約二〇センチメートル。背面灰褐色で、腹面は鮮黄色。雄は繁殖期になると、のどの部分が黒くなる。尾は長く、上下に振るので目立つ。主として川の上流にすみ、水辺昆虫などを捕食し、石垣や人家の屋根などに巣をつくる。ユーラシア大陸に広く分布し、日本では留鳥として各地でみられる。いしたたき。《季・秋》
狂歌卜養狂歌集(1681頃)「すりばちになぜにねぶりにきせきれいみそささいかと人のいはまし」

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デジタル大辞泉 「黄鶺鴒」の意味・読み・例文・類語

き‐せきれい【黄××鴒】

スズメ目セキレイ科の鳥。全長約20センチ。背面は灰色、腹面が黄色で、白い眉斑びはんがある。水辺をせわしく動き回って餌をとり、長い尾を上下に振る。日本では、留鳥として主に渓流沿いにすむ。 秋》

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動植物名よみかた辞典 普及版 「黄鶺鴒」の解説

黄鶺鴒 (キセキレイ)

学名Motacilla cinerea
動物。セキレイ科の鳥

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