黄蘗紙(読み)キハダシ

デジタル大辞泉 「黄蘗紙」の意味・読み・例文・類語

きはだ‐し【黄×蘗紙】

キハダ樹皮煎汁せんじゅうで染めた黄色の和紙虫害に強く、古く写経などに使われた。おうばくし。

おうばく‐し〔ワウバク‐〕【黄×蘗紙】

きはだし(黄蘗紙)」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「黄蘗紙」の意味・読み・例文・類語

おうばく‐し ワウバク‥【黄蘗紙】

〘名〙 黄蘗(きはだ)染料で染めた黄色い紙。昔、写経、戸籍帳などの用紙に多く用いられた。また、苦みがあるため虫害の予防に用いられた。

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