黄櫨(読み)こうろ

精選版 日本国語大辞典 「黄櫨」の意味・読み・例文・類語

こう‐ろ クヮウ‥【黄櫨】

〘名〙
植物はぜのき(黄櫨)」の漢名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕
延喜式(927)一四「雑染用度 黄櫨綾一疋、櫨十四斤、蘇芳十一斤、酢二升、灰三斛、薪八荷」

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デジタル大辞泉 「黄櫨」の意味・読み・例文・類語

はじ【黄櫨/×櫨】

ハゼノキ別名
かさねの色目の名。表は赤、裏は黄。一説に、表は黄、裏は萌葱もえぎ
黄櫨色」の略。

こう‐ろ〔クワウ‐〕【黄×櫨】

ハゼノキの別名。
黄櫨染こうろぜん」の略。

はぜ【黄櫨/×櫨】

ハゼノキの別名。 実=秋 花=夏》「―の実のしづかに枯れてをりにけり/草城

はぜ‐の‐き【黄櫨/×櫨】

ウルシ科の落葉高木。関東以西の暖地自生。葉は4~6対の小葉からなる羽状複葉で、秋に紅葉する。雌雄異株。5、6月ごろ、黄緑色小花が円錐状に集まって咲く。果実楕円形で白く、果皮からろうをとる。琉球はぜ。はぜうるし。はぜ。はじ。はじのき。

はにし【黄櫨】

ハゼノキ古名。〈和名抄

はじ‐の‐き【黄櫨】

はぜのき

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動植物名よみかた辞典 普及版 「黄櫨」の解説

黄櫨 (ハゼノキ・コウロ;ハゼ)

学名Rhus succedanea
植物。ウルシ科の落葉高木,園芸植物,薬用植物

黄櫨 (ハゼノキ)

植物。ウルシ科の落葉小高木,薬用植物。ヤマウルシ別称

黄櫨 (ハゼ)

植物。ウルシ科の落葉小高木,薬用植物。ヤマハゼの別称

黄櫨 (ハゼ)

植物。ゴマノハグサ科多年草サギゴケの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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