黄櫨匂(読み)ハジニオイ

デジタル大辞泉 「黄櫨匂」の意味・読み・例文・類語

はじ‐におい〔‐にほひ〕【黄櫨匂/×櫨匂】

よろいおどしの一。黄櫨色を下にいくにつれて薄くぼかしたもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「黄櫨匂」の意味・読み・例文・類語

はじ‐におい ‥にほひ【黄櫨匂】

〘名〙 黄櫨色(はじいろ)を順次薄くして、末が白くなるまでぼかした色目。また、そのようにしてぼかした鎧(よろい)の威(おどし)の色目。はじのにおい。
太平記(14C後)九「櫨匂(ハチニホヒ)の鎧に、薄紫母衣(ほろ)かけたる武者只一騎」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android