麦形(読み)ムギカタ

デジタル大辞泉 「麦形」の意味・読み・例文・類語

むぎ‐かた【麦形/捻頭】

古代菓子小麦粉を練り、頭をねじった形にして揚げたもの。〈和名抄

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の麦形の言及

【和菓子】より

…主菓餅は〈菓子(くだもの)のこと,雑餅(くさぐさのもちい)等を造らむ事〉をつかさどる職とされ,宮廷用として諸国から貢進される果実類の保管,出納などとともに,〈雑餅等〉をつくることにあたり,菓餅所はその作業所だったようである。 《正倉院文書》によると,奈良時代には大豆餅,小豆(あずき)餅,煎餅(せんべい)(伊理毛知比(いりもちい)),浮餾(ふる)餅(布留(ふる)),呉床(あぐら)餅(阿久良形(あぐらかた)),胡麻狛餅,麦形(むぎかた)などの餅があった。上記のうち麦形だけは小麦粉を用いたが,他はいずれももち米,うるち米を材料とした。…

※「麦形」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android