麝香の間祗候(読み)じゃこうのましこう

精選版 日本国語大辞典 「麝香の間祗候」の意味・読み・例文・類語

じゃこう【麝香】 の 間(ま)祗候(しこう)

勲功のある華族、あるいは官吏などを優遇して与えた資格で、時々、皇居内麝香の間に祗候し、天皇相手などをすること。
風俗画報‐二四二号(1901)人事門「皇族親任官公爵従一位勲一等及各省 陸海軍省は除く 勅任官総代麝香間祇候総代錦鶏間祇候総代有爵者総代〈略〉昇殿

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デジタル大辞泉 「麝香の間祗候」の意味・読み・例文・類語

じゃこうのま‐しこう〔ジヤカウのま‐〕【×麝香の間×祗候】

旧制で、華族親任官および維新功労のあった者に与えられた資格。麝香の間に祗候し、天皇の相手などをした。

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