鹿野川湖(読み)かのがわこ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「鹿野川湖」の意味・わかりやすい解説

鹿野川湖
かのがわこ

愛媛県の肱川(ひじかわ)上流域にある人造湖西予(せいよ)市野村町、大洲(おおず)市肱川町にまたがる。鹿野川ダムは下流域の洪水調節、用水取得、発電用の多目的ダムで、1959年(昭和34)完成。コンクリート重力ダムで、有効貯水量2980万トン、発電最大出力1万0400キロワット。ダム完成後は下流域における洪水が減少し、渓谷湖水が美しく、湖畔にはサクラが植樹され、肱川県立自然公園の中心となった。

[深石一夫]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android