鹿瀬[町](読み)かのせ

百科事典マイペディア 「鹿瀬[町]」の意味・わかりやすい解説

鹿瀬[町]【かのせ】

新潟県東蒲原(ひがしかんばら)郡,阿賀野川中流域の旧町。河谷にあり磐越西(ばんえつさい)線が通じる主集落の鹿瀬は昭和初期のダム建設後水力利用の化学肥料工場(昭和電工,現在の鹿瀬電工)が立地して発展したが,1965年には工場排水による阿賀野川水銀中毒事件が発生した。阿賀野川ライン麒麟山(きりんざん)温泉がある。2005年4月東蒲原郡津川町,上川村三川村と合併し町制,阿賀町となる。257.69km2。2852人(2003)。→水俣(みなまた)病

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