鹿柴・鹿砦・鹿寨(読み)ろくさい

精選版 日本国語大辞典 「鹿柴・鹿砦・鹿寨」の意味・読み・例文・類語

ろく‐さい【鹿柴・鹿砦・鹿寨】

[1] 〘名〙
① 鹿を飼っておくための園にめぐらした柵。また、その園。〔王維‐輞川集序〕
城砦陣営などで敵の進入をはばむために立て並べる障害物。先のとがった竹や枝のついた木を組んだ柵で、形状が鹿の角に似ているところからいう。逆茂木(さかもぎ)
日本外史(1827)一九「敵環鹿砦、鑿地道以絶井泉
[2] 中国唐代の詩人、王維の別荘のあった輞川(もうせん)名勝の一つ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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