鹿折金山

デジタル大辞泉プラス 「鹿折金山」の解説

鹿折(ししおり)金山

宮城県本吉郡唐桑町(現・気仙沼市)にあった金山。1904年に採掘され、同年アメリカのセントルイス万国博覧会に出品された、金の含有率83%の自然金(「ナゲット・モンスター」「モンスターゴールド」などと呼称)で知られる。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の鹿折金山の言及

【気仙沼[市]】より

…気仙沼の地名は《延喜式》に記された計仙麻神に由来するとも,アイヌ語の〈ケセムイ〉〈ケセモイ〉の転訛ともいわれる。平泉の藤原氏三代(奥州藤原氏)が栄えたころ,気仙沼は海運の門戸として利用され,また,鹿折金山(現在は閉山)の本吉金が平泉文化を支えたといわれている。鎌倉初期から天正期(1573‐92)にかけては葛西氏の家臣熊谷氏の領地であったが,近世には仙台藩の直轄地として代官鮎貝家が統治した。…

※「鹿折金山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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