精選版 日本国語大辞典 「鸚鵡」の意味・読み・例文・類語
おう‐む アウ‥【鸚鵡】
〘名〙
① インコ科に属する鳥のうち、比較的大形の鳥の総称。体色は白、黒などが主色で、頭上に羽冠があり尾羽が短い点で同じオウム目のインコ科やヒインコ科と異なる。オーストラリア、インドネシアなど熱帯の森林にすむ。多く、人語を真似ることが巧みで、飼い鳥にされる。オオバタン、コバタン、キバタン、ヤシオウムなどの種類がある。日本では、通例、大形の白色種をオウムと呼び、西域の霊鳥とされた。
※雑俳・川柳評万句合‐宝暦一三(1763)智四「小うたいは一くさりづつおふむにし」
③ 「おうむせき(鸚鵡石)③」の略。
※雑俳・柳多留‐四八(1809)「鶉から呼んであふむを買て居る」
④ 「おうむさかずき(鸚鵡杯)」の略。
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