精選版 日本国語大辞典 「鷹揚」の意味・読み・例文・類語
おう‐よう ‥ヤウ【鷹揚】
〘名〙 (形動) (鷹が大空に飛ぶ姿がいかにも自信にみち、おおらかであるように)
① ゆったりとして威厳があること。小さなことにこだわらないで、おっとりしているさま。ようよう。
※足利本論語抄(16C)堯曰第二〇「君上若能く、をうやうなれば、衆共皈して、得レ衆なり」 〔詩経‐大雅・大明〕
② 動作のゆっくりしているさま。
※歌舞伎・伊勢平氏梅英幣(1820)五立「鷹揚(オウヤウ)に、道具廻る」
③ (━する) 世に出ること。名をなすこと。
※徳富猪一郎宛新島襄書簡‐明治一五年(1882)七月二八日「生の固執して止まざるは足下の他日鷹揚せんことを望むなり」
よう‐よう ‥ヤウ【鷹揚】
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