鷹ノ巣山(読み)たかのすやま

日本歴史地名大系 「鷹ノ巣山」の解説

鷹ノ巣山
たかのすやま

添田町英彦山ひこさんと大分県日田市の境にそびえ、岳滅鬼がくめき山の北東に位置する。英彦山きた岳のほぼ東に薬師やくし峠を隔てて向い合うようにそびえる。いち鷹巣たかす・二ノ鷹巣・三ノ鷹巣の三峰からなり、最高峰は一ノ鷹巣で、標高九七九・三メートル。頂部は輝石安山岩、下部に凝灰質角礫岩がある。山頂部は平坦で、その周囲はほぼ垂直の岩壁である。鷹ノ巣山はビュート地形の典型で、国指定天然記念物。山名は鷹がすむことにちなむといわれ、クマ鷹は英彦山の鳥類中最大のもので、昭和初期まで生息していた。

鷹ノ巣山
たかのすやま

下毛郡の南西部、山国町槻木つきのきと福岡県田川たがわ添田そえだ英彦山ひこさんとの境界にある山で、標高九七九・三メートル、南から一ノ岳・二ノ岳・三ノ岳とよばれる。一ノ岳の山頂は平坦で、周囲は約六〇メートルの絶壁をなす典型的なビュートで、鷹巣山として国指定天然記念物。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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