鶴髪(読み)かくはつ

精選版 日本国語大辞典 「鶴髪」の意味・読み・例文・類語

かく‐はつ【鶴髪】

〘名〙 ツルの羽のように白い頭髪。白髪
本朝文粋(1060頃)三・寿考〈大江匡衡〉「梳鶴髪布雪脆、撫而沙平」
花間鶯(1887‐88)〈末広鉄腸〉下「正面に鶴髪(カクハツ)を戴ける翁媼の列座したるは国野の老父母にて」 〔庾肩吾‐八関斎夜賦四城門更作四首詩・第三賦南城門老〕

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デジタル大辞泉 「鶴髪」の意味・読み・例文・類語

かく‐はつ【鶴髪】

鶴の羽のように真っ白な髪。白髪。しらが
「―を戴ける翁媼の」〈鉄腸・花間鶯〉

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普及版 字通 「鶴髪」の読み・字形・画数・意味

【鶴髪】かくはつ

白髪。唐・劉希夷白頭を悲しむ翁に代る〕詩 宛轉たる蛾眉、能く時ぞ 須臾(しゆゆ)にして鶴髮亂れて絲の如し

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