鶴首(読み)カクシュ

デジタル大辞泉 「鶴首」の意味・読み・例文・類語

かく‐しゅ【鶴首】

[名](スル)《鶴のように首を長くのばす意から》物事時日のやってくるのを今か今かと待ちわびること。「鶴首して吉報を待つ」
[類語]待つ待ち構える待ち受ける控え控える待ち設ける待ち伏せる待ち侘びる待ちあぐむ待ちあぐねる待ちくたびれる待ち明かす待ち伏せ待ちぼうけ待機心待ち満を持す手薬煉てぐすね引く首を長くする爪を研ぐ身構える身構えスタンバイ待ち遠しい待ちどお待ち望む待ち焦がれる待ち兼ねる待望切望熱望希求願う一日千秋腕をさする腕をしびれを切らすそわそわ待てど暮らせど待ち切れない

つる‐くび【鶴首/鶴×頸】

徳利・花瓶などで、口のあたりが鶴の首のように細長いもの。
首が長いこと。また、その首や、そういう人。
ユウガオの一品種。実は先が丸く基部が柄状をなし、半分に割って柄杓えじゃくにする。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鶴首」の意味・読み・例文・類語

かく‐しゅ【鶴首】

〘名〙
① 鶴(つる)の首。また、鶴の首のように長い首。
道程(1914)〈高村光太郎〉赤鬚さん「鶴首つんだし 何見てまはる」
② 転じて、首を長くして待ちわびること。
※対加藤博士論戦(1900)〈柏木義円〉「如何なる議論の出るにやと鶴首(クヮクシュ)して待ち居たり」
白髪の頭のこと。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「鶴首」の読み・字形・画数・意味

【鶴首】かくしゆ

久しく待つ。

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