ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「鶴賀新内(2世)」の意味・わかりやすい解説
鶴賀新内(2世)
つるがしんない[にせい]
[没]文化7(1810).7. 江戸
新内節の太夫。初名加賀歳(かがとし)。前名若歳新内。1世鶴賀若狭掾の高弟。目が不自由だった。鼻にかかった声と独特の節回しで人気を得,それによって,鶴賀節の名に代わって新内節の呼称が一般化した。鶴賀の家元から分かれて新内家を立て,新内家では 1世とされる。『藤かづら』『白玉お半』などを作曲。
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