鶴沢 道八(1代目)(読み)ツルザワ ドウハチ

20世紀日本人名事典 「鶴沢 道八(1代目)」の解説

鶴沢 道八(1代目)
ツルザワ ドウハチ

明治〜昭和期の義太夫節三味線方(文楽)



生年
明治2年6月27日(1869年)

没年
昭和19(1944)年11月28日

出生地
大阪・島之内

本名
浅野 楠之助

別名
初名=鶴沢 吉松,前名=鶴沢 友松

経歴
9歳の時2代目鶴沢吉右衛門に入門、次いで鶴沢勝七に師事、友松と名乗った。明治15年松島文楽座に入り、17年彦六座に転じた。このころから名人2代目豊沢団平の芸に傾倒、その教えを受けた。その後七五三太夫、伊達太夫(後の7代目土佐太夫)らの三味線を弾き、39年退座、大正13年御霊文楽座の3代目竹本津太夫の相三味線に迎えられ、道八と改名した。昭和初期の名人の一人といわれる。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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