鶯豆(読み)うぐいすまめ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「鶯豆」の意味・わかりやすい解説

鶯豆
うぐいすまめ

エンドウの完熟種子を、水分を少なくし、砂糖煮にしたもの。できあがりが鶯色なのでこの名がある。またその材料となる、硬莢(かたさや)で熟色が緑色のエンドウもウグイスマメという。

[星川清親]


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精選版 日本国語大辞典 「鶯豆」の意味・読み・例文・類語

うぐいす‐まめ うぐひす‥【鶯豆】

〘名〙 青豌豆(あおえんどう)を柔らかく甘く煮た食品。その色が鶯の羽の色に似ているところからいう。
※青べか物語(1960)〈山本周五郎〉毒をのむと苦しい「干物とうぐいす豆と佃煮を買い」

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百科事典マイペディア 「鶯豆」の意味・わかりやすい解説

鶯豆【うぐいすまめ】

熟成したエンドウを甘く煮たもの。ウグイス色をしているためこの名があるが,着色したものも少なくない。(あん),和菓子にも用いられる。

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和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「鶯豆」の解説

うぐいすまめ【鶯豆】

青えんどうを砂糖と少量のでやわらかく煮含めた料理

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デジタル大辞泉 「鶯豆」の意味・読み・例文・類語

うぐいす‐まめ〔うぐひす‐〕【×鶯豆】

青えんどうを甘く柔らかく煮た食品。

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