鶏(漢字)

普及版 字通 「鶏(漢字)」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 19画

(旧字)鷄
人名用漢字 21画

(異体字)
18画

[字音] ケイ
[字訓] にわとり

[説文解字]
[甲骨文]

[字形] 形声
声符は奚(けい)。正字はに作り、鷄はその籀文常用漢字は、その籀文によって鶏を用いる。卜文の字形は鳥に従い、卜文において鳥形を用いるものはおおむね聖鳥とされるものであった。その形は高冠脩尾、鳳(風神)に近い形にしるされている。〔説文〕四上に「は時を知る畜なり」とあり、〔周礼、春官、人〕はその職を掌る。殷・周の祭器彝器(いき)といい、銘末に「寶彝(はうそんい)を作る」というのが例であるが、彝は鶏を羽交いじめにして血を取る形。その牲血を以て器を清めた。奚はその鳴く声。わが国では「かけ」という。

[訓義]
1. にわとり、かけ。
2. 鳥牲の一。

[古辞書の訓]
名義抄〕鷄 ニハトリ・ハイタカ・ウツ・キギシ

[熟語]
鶏夷鶏彝・鶏羽・鶏・鶏鶏姦・鶏冠・鶏眼鶏距・鶏叫鶏翹鶏狗・鶏群・鶏犬・鶏口・鶏骨・鶏・鶏子・鶏矢鶏斯・鶏雌鶏塒・鶏日鶏珠鶏黍鶏唱鶏晨・鶏心・鶏雛・鶏声鶏棲鶏跖・鶏舌・鶏窓・鶏足・鶏鶏旦・鶏壇・鶏定・鶏鶏頭・鶏豚・鶏肉・鶏皮・鶏膚・鶏坊・鶏卜・鶏鶩・鶏鳴・鶏毛・鶏盲・鶏雍鶏卵・鶏林・鶏・鶏籠・鶏肋
[下接語]
家鶏・冠鶏・玉鶏・錦鶏・軍鶏・群鶏・晨鶏・水鶏・雛鶏・闘鶏・牝鶏・野鶏・養鶏・矮鶏

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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