鵜縄(読み)うなわ

精選版 日本国語大辞典 「鵜縄」の意味・読み・例文・類語

う‐なわ ‥なは【鵜縄】

〘名〙
鵜飼をする人が、鵜をあやつるため、鵜の頸につける縄。《季・夏》
※新撰六帖(1244頃)三「この川に小夜更ぬらしかつら人うなは手にまき船くだす也〈藤原光俊〉」
② 鵜の羽または小さい板片を綱に結びつけ、魚をかりたてて網の方へ追い込むのに用いる漁具。また、それを用いた漁法
山家集(12C後)下「見るも憂きはうなはに逃ぐる魚類(いろくづ)を遁らかさでもしたむ持網

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「鵜縄」の意味・読み・例文・類語

う‐なわ〔‐なは〕【×鵜縄】

鵜飼いを操るために、首につける縄。 夏》川風や―つくらふ小手の上/几董
ウの羽や木片をいくつも縄に結びつけた漁具。二人両端を持って川をのぼり、魚をかりたてて網の方へ追い込むのに用いる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android