精選版 日本国語大辞典 「鴻」の意味・読み・例文・類語 こう【鴻】 〘名〙① 鳥「ひしくい(菱喰)」の異名。〔色葉字類抄(1177‐81)〕〔易経‐漸卦〕② =はくちょう(白鳥)※寛斎先生遺稿(1821)二・北海道中「天開鴉帯崦日、海遠鴻呼靺鞨風」③ =こうのとり(鸛)※俳諧・蕪村遺稿(1801)「鴻の巣の網代にかかる野分かな」 うかり【鴻】 〘名〙 鳥「ひしくい(菱喰)」の異名。〔新撰字鏡(898‐901頃)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
デジタル大辞泉 「鴻」の意味・読み・例文・類語 こう【鴻】[漢字項目] [人名用漢字] [音]コウ(漢) [訓]ひしくい おおとり1 鳥の名。オオハクチョウ。「鴻鵠こうこく・鴻毛」2 鳥の名。ヒシクイ。ガンの一種。「鴻雁こうがん」3 大きい。「鴻恩・鴻基・鴻業・鴻儒」[名のり]とき・ひろ・ひろし ひし‐くい〔‐くひ〕【×鴻/×菱×喰】 カモ科の鳥。全長83センチくらい。体は褐色、くちばしは黒く先に黄色帯がある。ユーラシア北部で繁殖、日本には冬鳥として飛来。ヒシの実や草を食べる。天然記念物。沼太郎。おおがり。《季 秋》 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例