鴻池新田会所(読み)こうのいけしんでんかいしよ

日本歴史地名大系 「鴻池新田会所」の解説

鴻池新田会所
こうのいけしんでんかいしよ

[現在地名]東大阪市鴻池本町

宝永元年(一七〇四)大和川付替えに伴って新開しんかい池の水量が減少したため、鴻池新田・なか新田・三島みしま新田などが開発された。これらの新田経営のためにつくられた鴻池家の会所。鴻池家は大坂今橋いまばし二丁目(現東区)に店を構える大両替商。現在、本屋米蔵・道具蔵・回遊式庭園(八千八〇〇平方メートル)があり、東・南・西に環濠がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「鴻池新田会所」の解説

鴻池新田会所

大阪府東大阪市にある施設江戸時代豪商、鴻池家が開発した新田の経営拠点。本屋、屋敷蔵、文書蔵などは「旧鴻池新田会所」として国指定重要文化財、敷地は「鴻池新田会所跡」として国の史跡に指定されている。

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