鴻池 善右衛門(11代目)(読み)コウノイケ ゼンエモン

20世紀日本人名事典 の解説

鴻池 善右衛門(11代目)
コウノイケ ゼンエモン

明治〜昭和期の実業家,男爵 鴻池銀行創立者;鴻池合名創立者。



生年
慶応1年5月25日(1865年)

没年
昭和6(1931)年3月18日

出身地
大阪府大阪市

本名
鴻池 幸方(コウノイケ ユキカタ)

経歴
10代目鴻池善右衛門の長男。明治17年家督を相続し、第十三国立銀行頭取、大阪倉庫社長に就任。30年国立銀行を鴻池銀行とし、33年合名組織に、大正8年には株式組織に改変し隆盛に導いた。10年鴻池合名会社を興し、有価証券売買、土地家屋の賃貸譲渡などを経営した。以後、関西金融界において確固不動の地位を築く。明治44年男爵。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android