鴨茅(読み)かもがや

精選版 日本国語大辞典 「鴨茅」の意味・読み・例文・類語

かも‐がや【鴨茅】

〘名〙 イネ科多年草ヨーロッパ西アジア原産で、はじめ牧草として渡来したが、現在では各地山地路傍に野生化している。高さ約一メートル。大きな株となる。葉は長さ約五〇センチメートル、幅約一センチメートルの剣状で根生する。六~七月ごろ、茎頂に長さ一〇~二〇センチメートルの円錐形花穂をつける。各小穂は長さ約五ミリメートルの卵形で三~四個の花をつけ、緑白色または紫色を帯びる。オーチャードグラス。〔日本植物名彙(1884)〕

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デジタル大辞泉 「鴨茅」の意味・読み・例文・類語

かも‐がや【××茅】

イネ科の多年草。高さ約1メートル。葉は線形。夏、緑色または暗紫色の穂を円錐状につける。ヨーロッパ・西アジアの原産。牧草として日本に入り、野性化。オーチャードグラス。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「鴨茅」の解説

鴨茅 (カモガヤ)

学名Dactylis glomerata
植物。イネ科の多年草

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