鴨緑江節(読み)おうりょっこうぶし

精選版 日本国語大辞典 「鴨緑江節」の意味・読み・例文・類語

おうりょっこう‐ぶし アフリョクカウ‥【鴨緑江節】

〘名〙 俗謡一つ鴨緑江に出かせぎに行った筏師(いかだし)に歌われて日本各地に伝わり、大正年間、流行歌として親しまれた。
蓼喰ふ虫(1928‐29)〈谷崎潤一郎一二安来節や鴨緑江節を寄席芸人に劣らぬ節廻しで聞かせるほど」

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デジタル大辞泉 「鴨緑江節」の意味・読み・例文・類語

おうりょっこう‐ぶし〔アフリヨクカウ‐〕【鴨緑江節】

大正年間(1912~1926)に流行した俗謡の一。朝鮮鴨緑江に出稼ぎに行った筏師いかだしが歌いはじめたもの。恵山鎮節。

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