デジタル大辞泉
「鴛鴦の契り」の意味・読み・例文・類語
えんおう‐の‐ちぎり〔ヱンアウ‐〕【×鴛×鴦の契り】
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
おし【鴛鴦】 の 契(ちぎ)り
むつまじい夫婦の
関係。
鴛鴦(えんおう)のちぎり。《季・冬》
えんおう【鴛鴦】 の 契(ちぎ)り
むつまじい夫婦の関係。
※
御伽草子・浦嶋太郎(室町末)「互にゑんわうのちぎり浅からずして」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
鴛鴦の契り
夫婦仲がとてもよいことのたとえ。
[由来] 「[捜神記]―一一」に載っている物語から。紀元前四世紀の終わりごろ、戦国時代の中国でのこと。宋という国に住むある男性が、美しい妻と結婚しました。しかし、その美しさに王が目を付け、権力で彼女を奪ってしまいます。その結果、夫は自殺。妻も、「夫と一緒に葬ってください」という遺書を残して自殺しました。しかし、王はそれを許さず、二人の墓は少し離れて建てられました。すると、両方の墓から木が生えて、一晩のうちに成長して、枝が絡み合うほどになりました。さらに、つがいの鴛鴦(オシドリ)がやってきてその枝の上に巣を作ったので、人々は感動したということです。
〔異形〕鴛鴦の仲。
出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報