鴉口(読み)あこう

精選版 日本国語大辞典 「鴉口」の意味・読み・例文・類語

あ‐こう【鴉口】

〘名〙 (「鴉(からす)」の口の意。「鴉」は自分を卑下していう) 自分の口。私。
東京新繁昌記(1874‐76)〈服部誠一〉初「苟くも牛を屠らば則ち其骨を棄つる勿れ。我敲(たた)ひて而して之を喰はん。〈略〉以て鴉口を糊するに足る」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android