鳥籠山城跡(読み)とこのやまじようあと

日本歴史地名大系 「鳥籠山城跡」の解説

鳥籠山城跡
とこのやまじようあと

[現在地名]安芸区瀬野川町中野

蓮華寺れんげじ(三七四メートル)から南西に延びる稜線の先端を利用した山城で、阿曾沼氏の拠城中世には鳥子とこ城、鳥子要害と書いた。「芸藩通志」は阿曾沼氏はもと近江鳥籠山(現滋賀県彦根市)にいたとし、「此山を鳥籠と呼びしは、旧里を慕ひ其名を襲用たるなるべし」とするが、阿曾沼氏は南北朝期以後、下野阿曾沼あそぬま(現栃木県佐野市)から当地に移ったこと以外は不詳。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android