鱗屑癬(読み)りんせつせん

百科事典マイペディア 「鱗屑癬」の意味・わかりやすい解説

鱗屑癬【りんせつせん】

乾癬とも。角化症一種。機械的刺激の加わりやすい肘(ちゅう)頭や膝蓋(しつがい)に点状赤色の丘疹,あるいは紅斑を生じ,その上に銀白色鱗屑がみられる。臀(でん)部,頭部顔面などに生じることもある。ふつう自覚症状はない。原因は脂肪代謝障害説,皮膚表皮細胞角化の亢進,免疫異常などがあるが未確定。治療は紫外線照射,副腎皮質ホルモン剤の内服・注射など。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android