鰓耙(読み)サイハ

デジタル大辞泉 「鰓耙」の意味・読み・例文・類語

さい‐は【××耙】

魚類えら一部で、口から吸い込んだものを固形物(餌や小石などの異物)と水とに分離する濾過器官。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の鰓耙の言及

【魚類】より

…口蓋部に歯をもつものも多いが,コイ科の魚では口腔の奥に咽頭(いんとう)歯があり,餌のそしゃくに役だっている。また,ウバザメ,イワシ,コノシロ,サンマ,ボラなど水中のプランクトンやデトリタスをこしとって食べる魚では,鰓弓(さいきゆう)の内側に列生した突起(鰓耙(さいは))が発達する。 魚には唾液腺はないが,口腔粘膜には粘液細胞が多い。…

※「鰓耙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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