鯱張る(読み)シャチホコバル

デジタル大辞泉 「鯱張る」の意味・読み・例文・類語

しゃちほこ‐ば・る【×鯱張る】

[動ラ五(四)]
鯱のようにいかめしく構えた態度をとる。しゃちこばる。しゃっちょこばる。「―・って訓辞を垂れる」
緊張してかたくなる。しゃちこばる。しゃっちょこばる。「―・ってお辞儀をする」
[類語]かしこまる畏れる謹む固くなる・身も縮む・縮こまる小さくなる真面目腐る恐恐恐懼きょうく恐縮有り難いかたじけないうれしいもったいないおそれ多い幸甚恐れ入る痛み入る心苦しい身に余る過分身の縮む思い畏怖

しゃち‐ば・る【×鯱張る】

[動ラ四]しゃちほこばる」に同じ。
我等はあとにと―・って居た」〈浄・忠臣蔵

しゃっちょこ‐ば・る【×鯱張る】

[動ラ五(四)]しゃちほこばる」の音変化。「あまり―・らずに楽にしなさい」

しゃちこ‐ば・る【×鯱張る】

[動ラ五(四)]しゃちほこばる」の音変化。「緊張して―・る」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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