鯉淵学園(読み)こいぶちがくえん

改訂新版 世界大百科事典 「鯉淵学園」の意味・わかりやすい解説

鯉淵学園 (こいぶちがくえん)

茨城県水戸市にある,農村指導者の養成を目的とする教育機関。本科(3年制)は高校卒業を入学資格とし,農業科(男女),生活栄養科(女子)からなる。1945年に全国農業会高等農事講習所として発足,48年の全国農業会解散に伴い財団法人農民教育協会を創立してその事業を継承し,鯉淵学園と改称した。当初は一般農業科,農業協同組合科,農村生活科(各2年制)で,70年度から前記のように改組した。約50haの敷地内に広大な実習農場,校舎,寮等がある。講義演習,実習および3年間の自治寮生活をとおして,普及員になったり農業協同組合に入ったりして,農業や農村生活の改善・発展中核たりうる者の育成を目ざす特色ある学校として知られる。なお現在は鯉淵学園農業栄養専門学校と称し,4年制の農業経営科と生活栄養科からなる。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android