鮑珠・鰒珠(読み)あわびたま

精選版 日本国語大辞典 「鮑珠・鰒珠」の意味・読み・例文・類語

あわび‐たま あはび‥【鮑珠・鰒珠】

〘名〙 アワビ貝の腹中に生ずる真珠。今日の真珠はほとんどアコヤ貝真珠であるが、上代ではアワビ真珠が主であった。鮑白珠。
万葉(8C後)六・九三三「淡路野島海人の 海(わた)の底 沖つ海石(いくり)に 鰒珠(あはびたま) さはに潜(かづ)き出」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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