魹ヶ崎(読み)トドガサキ

デジタル大辞泉 「魹ヶ崎」の意味・読み・例文・類語

とど‐が‐さき【魹ヶ崎】

岩手県東部、重茂おもえ半島の岬。宮古みやこ市に属し、本州の最東端

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「魹ヶ崎」の意味・わかりやすい解説

魹ヶ崎
とどがさき

岩手県中東部、宮古市(みやこし)重茂半島(おもえはんとう)の東端にある岬。本州の最東端で、東経142度4分21秒。太平洋に面して断崖(だんがい)をつくり、魹山(465メートル)とアカマツ背景に、高さ30メートルの白亜灯台トドヶ埼灯台)がある。32万燭光(しょっこう)が海上38キロメートルを照らし、三陸沖の重要な航路標識となっている。三陸復興国立公園(旧、陸中海岸国立公園)域で、JR山田線宮古駅から途中までバスの便がある。

[川本忠平]


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改訂新版 世界大百科事典 「魹ヶ崎」の意味・わかりやすい解説

魹ヶ崎 (とどがさき)

岩手県宮古市重茂(おもえ)半島の東端にある岬。本州の最東端で東経142°4′35″にある。アカマツに覆われた魹山(465m)の東麓の海食崖上には映画《喜びも悲しみも幾歳月》の舞台にもなった魹ヶ崎灯台がある。霧信号所,中波ビーコン局,船舶気象通報電話などもあり,三陸沖を航行する船舶の重要な航路標識となっている。海岸アワビ,ワカメの産地で,里地区には宮古市街からバスが通じている。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「魹ヶ崎」の意味・わかりやすい解説

魹ヶ崎
とどがさき

岩手県東部,宮古市重茂半島(おもえはんとう)の東端にある岬。東経 142°4′21″で,本州の最東端。太平洋に臨む断崖上に魹ヶ崎灯台があり,電波標識,音波標識,気象観測などの施設をもつ,三陸沿岸最大の航路標識となっている。付近三陸復興国立公園に属する景勝地

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