魚雷艇母艦(読み)ぎょらいていぼかん(英語表記)torpedo boat tender

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「魚雷艇母艦」の意味・わかりやすい解説

魚雷艇母艦
ぎょらいていぼかん
torpedo boat tender

魚雷艇群の洋上補給,応急修理,乗員の休養などのために用いられるやや大型の艦艇。魚雷艇群の司令官およびその指揮,通信機能を装備した旗艦としての役割を果すこともある。しかし第2次世界大戦後,特に魚雷艇が沿岸防衛に多用されたため,補給工作艦としてよりも,高速の旗艦としての役割に重点が移った。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android