魚腹に葬らる(読み)ぎょふくにほうむらる

精選版 日本国語大辞典 「魚腹に葬らる」の意味・読み・例文・類語

ぎょふく【魚腹】 に=葬(ほうむ)らる[=葬(そう)せらる]

(「楚辞漁夫」の「寧赴湘流、葬於江魚之腹中」から) 海や川で水死することのたとえにいう。
※梵舜本太平記(14C後)二二「両方の兵共、よしや死して海底魚腹に葬(さう)せらるる共、逃て天下人口には落じ者をと」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「魚腹に葬らる」の意味・読み・例文・類語

魚腹ぎょふくほうむらる

《「楚辞漁父から。魚のえさとなる意》海や川で水死する。

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