魚梁瀬県立自然公園(読み)やなせけんりつしぜんこうえん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「魚梁瀬県立自然公園」の意味・わかりやすい解説

魚梁瀬県立自然公園
やなせけんりつしぜんこうえん

高知県東部,奈半利川上流域を占める森林と渓谷美の自然公園。面積 10.57km2。 1964年指定。馬路村にある魚梁瀬平家の落人の隠れ住んだところといわれる秘境。温暖多雨の気候で豊かな原生林地帯を形成している。国有林が広く,特に千本山の自然林は有名で,スギを中心にモミ,ブナ,ツガなどの巨木が多い。奈半利川電源開発事業による魚梁瀬ダムが 65年に完成し,樹枝状をした広い人工湖がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android