精選版 日本国語大辞典 「魚座」の意味・読み・例文・類語
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中世,魚をとり扱った商人の座。1303年(嘉元元)石清水八幡宮(京都府八幡市)を本所とする生魚座・塩魚座があった。一般に魚座は生魚を扱う座をさし,塩魚を扱う座は相物座(あいものざ)とよばれた。室町時代に瀬戸内海産の魚を扱った摂津国今宮の魚座,琵琶湖産の魚を扱った近江国粟津の魚座が有名。諸国でも周防国宮市や甲斐国府内などに魚座があった。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
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