知恵蔵mini 「魔鏡現象」の解説 魔鏡現象 鏡に光を当てた時、反射した光が文様を映し出す現象のこと。鏡面の1000分の1ミリ単位の凹凸によって像が結ばれ光の文様となって見える。現存する最も古いものは中国の「透光鑑」(紀元前1世紀頃)とされ、日本では江戸時代、「隠れキリシタン」がキリストの像を映し出す鏡として秘蔵していたことでも知られる。2014年1月、3世紀頃の日本の古墳から出土した「三角縁神獣鏡」を3Dプリンターなどを使い忠実に再現し光を当てたところ、鏡裏面の文様が映る魔鏡現象が起きたことを、京都国立博物館などの研究グループが明らかにした。 (2014-1-31) 出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報