魂離・霊離(読み)たまさかる

精選版 日本国語大辞典 「魂離・霊離」の意味・読み・例文・類語

たま‐さか・る【魂離・霊離】

〘自ラ四〙 (魂がその身から離れる意) 魂がぬけてしまったようにぼんやりする。失心する。
※竹取(9C末‐10C初)「これをなむ玉さかるとは言ひはじめける」 〔名語記(1275)〕
[補注]「竹取物語」の例は「たまさかなる」または「たまさかに」(めったに現われず、たまたま現われること)と考える説がある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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