鬼とも組む(読み)オニトモクム

デジタル大辞泉 「鬼とも組む」の意味・読み・例文・類語

おにとも・む

《「組む」は組み打ちするの意》
非常に強そうに見えることのたとえ。
強いばかりで少しも人情を解しないことのたとえ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鬼とも組む」の意味・読み・例文・類語

おに【鬼】 とも 組(く)

(鬼とでも組みうちしそうだの意から)
① 強くて元気にみちみちていることのたとえ。非常に勇猛なようす。
太閤記(1625)五「気力殊外付て、鬼共くみつべうぞ覚えたろ」
剛勇なだけで、少しも人の情を解しないことにいう。
※浄瑠璃・冥途の飛脚(1711頃)上「おにともくまん八右衛門、ほろりと涙ぐみ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報