百科事典マイペディア 「高瀬舟(文学)」の意味・わかりやすい解説 高瀬舟(文学)【たかせぶね】 森鴎外の短編小説。1916年《中央公論》に発表。高瀬舟で護送される弟殺しの罪人喜助の身の上話と,それを聞く護送役人を描き,財産観念の違いや安楽死の問題を扱っている。《翁(おきな)草》から取材,鴎外の歴史小説中の傑作の一つとされる。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報