高泊開作(読み)たかとまりかいさく

日本歴史地名大系 「高泊開作」の解説

高泊開作
たかとまりかいさく

[現在地名]小野田市大字東高泊・大字西高泊

有帆ありほ川の河口西側一帯に築き立てられた約四〇〇町歩にのぼる萩藩直営の干拓地。

計画当時の様子について、「高泊御開作新田記」の記す当時の厚狭あさ郡代作間権右衛門尉の言に次のようにある。

<資料は省略されています>

工事は、萩藩士楊井三之允を責任者として有帆川の流路を海岸近くの櫛山くしやまの下から東に移し、目出めで(現大字小野田)からはま(現大字西高泊)の間に横土手を築き、土手の西方、浜寄りに唐樋を設けて開作内の旧河川などの水を海へ排出するように計画された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報