高座の(読み)たかくらの

精選版 日本国語大辞典 「高座の」の意味・読み・例文・類語

たかくら‐の【高座の】

高座の上に天蓋があるので、その御蓋(みかさ)の意で、同音地名三笠」にかかる。
万葉(8C後)三・三七二「春日(はるひ)を 春日(かすが)の山の 高座之(たかくらの) 三笠の山に」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「高座の」の意味・読み・例文・類語

たかくら‐の【高座の】

[枕]高座の上に御蓋みかさがつるされるところから、「みかさ」にかかる。
「―三笠みかさの山に鳴く鳥のやめば継がるる恋もするかも」〈・三七三〉

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