高崎町(読み)たかざきちよう

日本歴史地名大系 「高崎町」の解説

高崎町
たかざきちよう

面積:九三・一七平方キロ

諸県郡の北西部に位置し、北は西諸県郡高原たかはる町・野尻のじり町、東は高城たかじよう町、南は都城市南西山田やまだ町と接する。野尻町との境を岩瀬いわせ川が東流、山田町との境の長尾ながお(四二六・五メートル)の麓を高崎川が南東流し、それぞれ高城町との境をなして北流する大淀川に合流する。東方の青井あおい岳山系と西方の霧島山系の山間に集落は形成されている。JR吉都線(えびの高原線)が町の西部を南北に走り、東高崎ひがしたかさき高崎新田たかさきしんでん日向前田ひゆうがまえだの三駅がある。吉都線と並行・交差しながら国道二二一号・九州縦貫自動車道宮崎線が通る。かつては「たかさき」ともよばれた。

遺跡は縄文時代のものとして大牟田おおむた北迫きたさこ遺跡、弥生時代のものとして同地の上示野原かみじのばる遺跡、前田の栗巣上原くりすかんばる遺跡、東霧島つまぎりしま今村いまむら遺跡、江平の朴木えひらのほおのき遺跡などがある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報