日本大百科全書(ニッポニカ) 「高島(島)」の意味・わかりやすい解説 高島(島)たかしま 長崎市に属する島。長崎半島の西方6キロメートルの海上に浮かぶ。面積1.19平方キロメートル。かつては高島と二子島(ふたごしま)は分離していたが、砂嘴(さし)の発達と炭坑のぼたによる埋立てが行われ、1925年(大正14)前後には一島となった。権現(ごんげん)山(115メートル)を中心とする丘陵地で、元禄(げんろく)~宝永(ほうえい)年間(1688~1711)この島で野焼きの際、石炭が発見されたといわれる。二子坑によって海面下数百メートルの海底炭田が稼行していたが、1986年(昭和61)閉山した。人口616(2009)。[石井泰義][参照項目] | 海底炭田 | 高島 | 高島炭鉱 | 長崎半島 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例